映画「ハンガーゲームFINAL:レボリューション」キャスト
- カットニス:ジェニファーローレンス
- ピータ:ジョシュ・ハッチャーソン
- ゲイル:リアム・ヘムズワース
- ヘイミッチ:ウディ・ハレルソン
- エフィ:エリザベス・バンクス
- フィニック:サム・クラフリン
- ジョアンナ:ジェナ・マローン
- ビーティ:ジェフリー・ライト
- コイン首相:ジュリアン・ムーア
- プルターク:フィリップ・シーモア・ホフマン
- ボッグス大佐:マハーシャラ・アリ
- クレシダ:ナタリー・ドーマー
- ポラックス:エルデン・ヘンソン
- スノウ大統領:ドナルド・サザーランド
映画「ハンガーゲームFINAL:レボリューション」キャスト
第13地区に収容されているピート。
彼は混乱していました。
愛していたはずのカットニスをベッドの上で罵倒。
キャピトルの連中に洗脳されていたからです。
そんな悲惨な姿のピートを見て、
カットニスは「革命のためになんでもするから、キャピトルに行かせて」と、コイン首相に直訴します。
カットニスはこの時すでに、
大切な人たちを次々と奪っていくスノウ大統領への復讐心を抑え切れなくなっていました。
彼女の懇願を受けたコイン首相は、
まだ革命軍として制圧できていない第2地区に、
カットニスを派遣することにします。
ゲイルやピーティ、ボッグス大佐も一緒です。
コインは革命のために、カットニスを徹底的に利用してやろうと考えていました。
第2地区に到着したカットニスたち。
第2地区の司令官たちと共に、作戦会議を開きます。
「ナッツ」と呼ばれるキャピトルの全攻撃を司る軍事施設。
そこには治安維持部隊の他に、第2地区の民間人たちも存在していました。
しかしナッツは、岩盤地下の要塞であるため、直接的には手が出せない。
さらに、第2地区には、キャピトルへの根強い支持派も、多く存在します。
「武器庫を制圧する必要があるわね」
モニター上で、冷酷にそう言い放つコイン首相。
コインの狙いは、上からの爆撃で要塞に土砂崩れを起こし、
補給路を断って、ナッツを窒息させることでした。
そんな民間人をも巻き込む非人道的な作戦に、
カットニスや第2地区の司令官は反対です。
しかし、ゲイルたちは「死んだって自業自得だ。キャピトルの味方をする奴はどんなやつでも敵だ。これは戦争なんだ。私情で殺すんじゃない」と、コインの作戦を正当化し、支持します。
第2地区部隊とカットニス率いるマネシカケス援軍は、
まず、第2地区の政府支持派への説得を試みます。
カットニスがVTRを撮っていました。
しかしそこに、第2地区の生存者たちが現れます。
彼らは、第2地区のキャピトル支持派の一群で、
カットニスら反乱軍の敵でした。
「お前のことを撃っちゃいけない理由は?」
カットニスに銃を突きつけ、そ
う言う政府支持派のリーダー。
「理由がないことが問題なのよ」カットニスはそう言い返します。
カットニスは歯痒い思いでした。
第2地区の政府支持派の人たちも、
スノウ大統領に操られているだけだからです。
同じような苦しい思いをしている者同士が、
なぜ殺し合わなくてはならないのか?
そんな殺しの連鎖にカットニスは憤りを感じていました。
笑うのはいつもスノウだけなのです。
そう説得を試みるうち、
政府支持派のリーダーは銃を置きました。
カットニスは政府支持派にアピールします。
「第12地区も第2地区も争う必要はない!家族なのに!隣人なのに!」
「私たち反乱軍はあなたたちの敵じゃない!」
カットニスは政府支持派の部隊に、
我々の唯一の敵はスノウ大統領であることを訴えます。
しかし!
カットニスのスピーチが政府支持派を動かしたと思った矢先、
バンバンバン!と、銃声が響き渡りました。
カットニスが撃たれたのです。
キャピトルの大円卓。
そこではスノウ大統領を中心として、
キャピトルの幹部連中が、カットニスの死を祝うために集まっていました。
しかし、スノウに、
そういうつもりは毛頭無かったようです。
カットニスが本当に死んだのなら、
反乱軍の連中が、マネシカケスの死を讃えているだろうからです。
しかし実際には、そんなことは起こっていませんでした。
スノウはカットニスが、
そんな簡単に死ぬわけはないと考えていました。
スノウは作戦を立てていたのです。
準備を万全にした上で、
反乱軍を市内へとあえて呼び込む。
そして、ゲームメイカーが作り出す地獄へ放り込み、
カットニスたちの苦しむ様子を全カメラで放送する。
独裁体制への見世物にするのです。
カットニスの死をスノウ大統領に報告した軍事リーダーは、
息苦しそうにしていました。
スノウが毒殺したのです。
スノウの予想通り、カットニスは生きていました。
シナの作ってくれたスーツは防護服だったのです。
カットニスはヘイミッチに言われ、ピータと面会します。
変わり果てたままのピータでしたが、
カットニスとの記憶も少しずつ取り戻していました。
雨の日のパンの記憶です。
しかしそれでも、
ピータがカットニスのことを憎んでいることに変わりはありませんでした。
カットニスはコイン首相にもう一度面会します。
ピータの復讐のため、
キャピトルの前線に行かせてもらえるよう、
もう一度頼むためです。
「駄目よ。あなたはマネシカケスとして地区同士を結びつけるという役目を果たしたの。今は治療に専念しなさい」
プルタークも同じ意見でした。
新いプロポを撮って、反乱軍の士気をさらに高めてほしいようです。
フィリックがアニーと結婚しました。
第13地区の地下施設で、
ささやかな結婚式が開かれます。
二人とも幸せそうでした。
その姿を見て、カットニスは1人でキャピトルに行くことを決意します。
国民の小さな幸せを、これ以上スノウに奪わせたりはしません。
「私がこの手でスノウを殺す」
カットニスはジョアンナにそう宣言します。
カットニスは周りの目を盗み、
武器格納庫から出る飛行船に、
一人で乗り込ます。
キャピトル前線への武器補給の便です。
カットニスがキャピトルに降り立つと、
反乱軍の兵士たちは3本指を掲げ、彼女を迎え入れます。
「病院にいたのかと思ったよ」
前線にはゲイルもいました。
カットニスのキャピトル入りを知ったコイ首相ンとプルターク。
プルタークは結果的に演出として最高だと喜んでいますが、
コインは反抗的なカットニスに苦い顔をしています。
彼女は、ペットのように従順な家来以外、必要としていないようです。
「我々は生涯で初めて13の地区の結束を実現しました。歴史はすでに動き始めているのです!」
前線の拠点では、反乱軍のリーダー、
ペイリー司令官がスピーチをしています。
スノウとゲームメーカーの仕掛けた恐ろしい地雷原:ポッド。
反乱軍はそれらの防御を突破し、
キャピトルの中心である大統領宮殿を制圧し、
パネム国を解放するという作戦でした。
反乱軍の士気は、今まさに、極限にまで高まっていました。
ゲイルとカットニスは451部隊でした。
しかし、長年狩りをともにしてきたゲイルには、
カットニスが一人で舞台を離れ、
スノウを暗殺しに行くことが分かっていました。
「俺まで置いていくのか?」
451部隊は、隊長のボッグス大佐と女性副隊長のジャクソン中尉を中心とした部隊でした。
他にも、プロポチームに加えて、
スナイパーのミッシェル少尉、
リーグ姉妹、ホームズ伍長です。
新婚のフィニックも一緒でした。
451部隊は戦闘のしない宣伝部隊です。別称、スター部隊。
任務は、キャピトルの通りで、
プロパガンダ映像を撮ることでした。
最前線で戦うのではなく、
相手の戦意をそぐためのチームでした。
そのため、カットニスやフィニックなどの有名人、
それを撮影するプロぽチームが集まっていたのです。
ボッグズ大佐が、ポッドに対抗するためのホロという感知装置を紹介します。
そして、隊員にはナイトロックという即効性のある毒薬が渡されます。
敵に捕まった時のためです。
厳しい戦いになるのは間違いなさそうでした。
「第76回ハンガーゲームの始まりだね」
フィニックはそうつぶやきました。
451部隊は、無人のキャピトルに入りました。
住民は皆、避難しているのです。
ホロを持ったボッグス大佐を先頭に、
10名ほどの部隊が瓦礫塗れのキャピトルの通りを前進します。
ホロでポッドを検知し、
慎重にトラップ爆弾を処理しながら進んでいきます。
スター部隊が休憩していると、
通りに味方のトラックが入ってきます。
ピータでした。
なぜ来たのか?
「これは安全のためだから」
ボッグズ大佐の指示で、
ジャクソン中尉がピータの手に手錠をかけます。
なぜコイン首相は混乱したピータが送り込んで来たのか?
訳の分からないカットニスはボッグス大佐に尋ねます。
「コインは君のことを嫌っているんだ」
コインは、マネシカケスとしてリーダーの資質があるカットニスを、脅威と感じていたのです。
この戦争はいずれ終わる。
その時トップを決める選挙で、
自らの脅威となるカットニスはコインにとって邪魔な存在だったのです。
まだ少し錯乱しているピータを連れて、
451部隊は通りを前進し広場に入ります。
しかし!
ホロで検知し切れなかった爆弾に、
ボッグス大佐が巻き込まれてしまいます。
自らの終わりを悟ったボッグスは、
ホロのアクセス権限を副隊長のジャクソン中尉にではなくカットニスに託します。
「カットニス!何があっても上を信じるな」
そう言い残し、ボッグスは息を絶えます。
ただ、脅威はまだ終わっていませんでした。
ペンキのように漆黒に染まった大波が、
広場に津波のように押し寄せてきたのです。
ゲームメーカーの仕掛けた罠でした。
カットニスたちは広場の上へと逃げて行きますが、死者や負傷者を出してしまいます。
キャピトルからの部隊も攻め込んで来ていました。
カットニスたちは民家の中で息を潜めます。
テレビでは、カットニスやピータが裏切り者として放送されていました。
スノウ大統領が演説しています。
しかしそこに、コイン首相が割り込んで来ます。
ビーティが電波をハイジャックしているのでしょう。
自らこそがパネム国の代表だと、
大衆に知らしめたがるようなコインの割り込みでした。
ここにおいて、政府指導者と反乱軍指導者との間にあった差異は、
権力欲という点において完全に消え去りました。
451部隊は、ポラックス(舌を切られた弟)の提案で大統領宮殿のある広場に地下道から向かうことにします。
カットニスたちは狭い下水道の中を屈んで進んでいきます。
すると!
突然後ろから、
ミュットと呼ばれる人獣型の怪物が襲ってきたのです。
しかもそのミュットは大群でした。
ジャクソン中尉が襲われ、
カットニスたちも反撃しながらも前進していきます。
フィニックがその戦闘力で大活躍し、
カットニスやピータたちの命を助けます。
フィニックのおかげで、カットニスたちは逃げ切ることができましたが、
みんなを救ってくれたフィニックがミュットの餌食となってしまいました。
フィニックを失い、ゲームメーカーからの攻撃を受けるうちにピータは混乱してしまいます。
そんなピータにカットニスは、
「私のそばにいて」とキスをします。
ピータも「いつでも」と答え、
落ち着きを取り戻します。
それはかつて二人が交わしたやりとりでした。
再び地上に出たカットニス、ピータ、ゲイル、クレシダ、ポラックス。
451部隊は5人にまで減っていました。
5人は、キャピトル出身のクレシダの案内で、
知り合いのスタイリスト、タイガレスの隠れ家に身を潜めます。
そこでピータは言います。
「カットニスがスノウを殺せば、みんなの死が無駄じゃなくなる」
4人はカットニスについていくことを誓います。
テレビで緊急放送が流れます。
スノウが宮殿をシェルターとして解放すると、
キャピトルの住人に呼びかけていました。
これはチャンスでした。危険な賭けでしたが、
大統領宮殿に乗り込むチャンスでした。
カットニスとゲイルは、
住民の避難に乗じて宮殿に乗り込むことにしました。
2人はピータやクレシダたちに別れを告げ、
大統領宮殿へと向かいます。
宮殿前の通りには避難へと向かうキャピトルの住人の行列が続いていました。
カットニスとゲイルは、その行列に紛れ込みます。
しかし、宮殿前の門には顔チェックをする奴らがいました。
次第に門番に近づく二人。
このままではバレてしまう。まずい。どうしよう。
そう考えていると!突然大きな爆発が起こりました。
反乱軍が攻撃を仕掛けたのです。
一斉に撃ち合いとなる政府軍と反乱軍。
巻き込まれる両軍の一般人たち。
ゲイルが政府軍に連れて行かれてしまいます。
一人になったカットニス。
すると、上空に反乱軍の飛行船がありました。
飛行船からは爆弾が投下され、
それに巻き込まれたカットニスは気を失ってしまいました。
目が覚めると、ヘイミッチと母がいました。
ヘイミッチによると、戦争は終わっていました。
反乱軍が子供たちを狙ってパラシュート爆弾を落としました。
反乱軍はそれに乗じて、宮殿内に侵入。
そこで勝負はつきました。
キャピトルは降伏するしかありません。
傷の癒えたカットニスは、スノウ大統領と面会します。
いや、スノウはすでに大統領ではありませんでした。
スノウによると、パラシュート爆弾を落としたのはコイン首相でした。
コインは武力によって、
スノウの地位を初めから狙っていたのです。
それを知ったカットニスは、
作戦を立てたゲイルにも別れを告げます。
大円卓。
かつて、スノウたちが使っていた大円卓です。
そこにはコインを中心に、
第13地区の勝者たちが座っていました。
カットニスやヘイミッチもいます。
コインはパネム国の暫定大統領になっていました。
そこで、コインはスノウを処刑し、
象徴としてのハンガーゲームを開催することを提案します。
耳を疑うような表情をするピータ。
ビーティも反対します。
ジョアンナは賛成でした。
カットニスは「スノウの処刑をさせてくれるのなら、賛成よ」と言います。
ヘイミッチは迷った挙句、「マネシカケスに同じ」と言います。
キャピトル大広場。
舞台の上にはマントを羽織ったパネム国暫定大統領コイン。
そしてはりつけにされたスノウ。
「彼女の矢が圧政を永遠に葬り去るのです」。
カットニスが広場の中央に立ち、スノウに矢を構えます。
大勢の国民が固唾を呑んでいます。
プルタークやヘイミッチたちも静かに見つめています。
「マネシカケス!さあ狙いをつけなさい。正確に」。
そう言ってコインは両手を広げます。
カットニスは矢を放ちました。
しかし、それはスノウではなく、
コインに向けられたのです。
プリムが死んだのは、紛れもなくコインのせいでした。
胸を貫かれたコインは崩れ去りました。
スノウは血塗れの口を広げて大笑いし、
国民はスノウに襲いかかりました。
幹部連中は皆驚愕し、カットニスは連れて行かれました。
しかし、プルタークだけは落ち着いて、
慌てふためく広場の様子を眺めていました。
カットニスはヘイミッチとともに故郷に帰ることになりました。
大統領にはペイリー司令官がつくようです。
カットニスが狩りから帰ってきたある日、
そこにはピータがいました。
プリムローズの花を植えていました。
二人は抱き合います。
そしてアニーから手紙が届きました。
みんなの現状を報告してくれたのです。
ペイリー司令官の就任式をテレビで見ながら、
カットニスたちは3人で夕食を取りました。
それから何年か後、カットニスとピータには2人の子供がいました。
「どうすれば乗り越えられると思う?」
カットニスは二人目の赤ちゃんに語りかけていました。
「嬉しかったことをリストにするのよ」。
野原の向こうには、息子と遊ぶピータの姿がありました。


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